ダイヤモンドダストとは空気中の水分が凍って結晶化することで、
キラキラと光り輝く自然現象です。
名前の通り、ダイヤモンドのような輝きが塵のように舞うその姿は幻想的で、
引き込まれてしまいます。
ただダイヤモンドダストはどこでも見ることができるというわけではありません。
ここではダイヤモンドダストが見れる場所について解説をしていきたいと思います。
ダイヤモンドダストが見れる場所はココ!:国内編
ダイヤモンドダストですが、見る条件としてはとにかく寒いことが挙げられます。
最低でもマイナス10度以下でなくては見ることが困難であり、
マイナス15度ほどの気温が必要になっています。
それに加えて晴天の天気やほどよい湿気など、
ダイヤモンドダストを見る条件というのは意外と厳しいです。
そしてダイヤモンドダストが見れる場所は寒いところということで、
日本で見られるのはもちろん北海道になります。
しかし、北海道のどこでもダイヤモンドダストが見れるわけではありません。
ダイヤモンドダストは北海道の中でも寒い地域になります。
ではダイヤモンドダストが見れる北海道の地域を紹介していきます。
・美瑛町
まず紹介をするのが美瑛町です。
北海道の中央部に位置しており、十勝岳連邦と夕張山系の間に位置する、
自然豊かな綺麗な街です。
筆者も北海道旅行の際に美瑛には行ったことがありますが、
延々と自然が広がっており、とても気持ちが洗われました。
美瑛には青い池など近年注目をされている観光名所があり、オススメの観光地です。
そんな美瑛は冬は辺り一面が雪化粧となるのですが、ダイヤモンドダストを見ることができます。
ダイヤモンドダストは空気に水分がないと結晶が作れません。
ですので川沿いが発生しやすい場所となっているのですが、
美瑛には川も流れており、気象条件といい、
ダイヤモンドダストが発生しやすい地域となっています。
ダイヤモンドダストと美瑛の豊かな自然が生み出す冬のアートは一見の価値がありますよ。
・幌加内町
北海道の北部中央に位置するのが幌加内町です。
北海道の町の中でも最も人口が少なく、2015年の国勢調査では、
人口密度が日本一低い町にも選ばれました。
2020年現在、人口は1400人ほどであり、北海道の中でも少ない人口の町となっています。
幌加内は1月の平均気温は-8.9度、2月の平均気温は15.4度となっており、
北海道の中でも非常に寒い地域となっています。
ちなみに過去には最低気温マイナス41度を記録したこともあります。
年平均の降雪量は1348cm、最深積雪は2018年に記録された326cmと、
とにかく寒く雪が多いです。
このように寒がりの人にはとても過酷な環境ではありますが、
逆にいえばダイヤモンドダストが発生しやすい地域でもあります。
幌加内で見られるダイヤモンドダストは「天使の囁き」と呼ばれるほどの美しさです。
辺り一面に広がる雪原と静寂の中を、キラキラとダイヤモンドダストが舞う景色は、
神秘的で目を奪われてしまうでしょう。
北海道の中でも特に寒い幌加内に訪れてみてはいかがでしょうか?
・名寄市
北海道の北部中央に位置する名寄市でもダイヤモンドダストは見ることができます。
名寄市も北海道の中で寒い地域になり1月の平均気温はマイナス9.4度。
2月の平均気温はマイナス16.2度であり、市の中では最も寒い地域となっています。
最低気温でマイナス35.7度を記録したこともあります。
そんな名寄でもダイヤモンドダストが観測することができて、
名寄市の名物となっています。
このように北海道の中でも特に寒い地域でダイヤモンドダストは見ることができます。
はっきり言って、ダイヤモンドダストを見る条件は大変厳しいです。
しかし、だからこそダイヤモンドダストを見た時の感動もひとしおですので、
興味がありましたらぜひ見に行くことを検討してみてはいかがでしょうか?
ダイヤモンドダストが見れる場所はココ!:外国編
ダイヤモンドダストですが、日本でなくとも外国で見ることもできます。
外国でももちろん寒い地域になります。
ダイヤモンドダストが見れる場所としてはノルウェーやフィンランドなどの北欧地域。
またロシアの極北部やカナダの北部など、やはり自然豊かで寒い地域になります。
他にもヨーロッパ内陸部でも観測することができ、
オーストリアウィーンの街中や、デンマークのコペンハーゲンで見ることができます。
ただそれでもマイナス15度の寒さにはなっていますが。
海外の場合は、ダイヤモンドダストを見に行くツアーもあり、
運が良ければオーロラを見ることもできます。
このように幻想的な自然現象を見るのはそれこそ非日常的な体験ですね。
海外でダイヤモンドダストを見ることもオススメです。
ダイヤモンドダストが見れる場所はココ!のまとめ
ダイヤモンドダストが見れる場所についてはおわかりいただけたでしょうか?
ダイヤモンドダストは極寒地で観測することができ、
北海道の場合は名寄や幌加内など特に寒い地域で見ることができます。
また、外国でも北欧や極北部で見ることができ、
ダイヤモンドダストやオーロラを見るツアーもあります。
ダイヤモンドダストを見ることは正直なかなか大変ですが、
その分見れたら一生の思い出になります。
もし興味がありましたらダイヤモンドダストを見に行く旅を検討してみてはいかがでしょうか?